2012年05月21日
「あのお店の店員は愛想がよくていいね」などというときの「愛想」だが、この語を皆さんは「あいそ」「あいそう」どちらで読んでいるだろうか。筆者自身はというとその時々で揺れているような気がする。
そして歴史的にも「愛想」の読みは揺れている語なのである。
現在の国語辞典がどのように扱っているのかというと、大まかな傾向として「あいそ」を本項目として、その中で「あいそう」について触れ…
そして歴史的にも「愛想」の読みは揺れている語なのである。
現在の国語辞典がどのように扱っているのかというと、大まかな傾向として「あいそ」を本項目として、その中で「あいそう」について触れ…
キーワード:



出版社に入りさえすれば、いつかは文芸編集者になれるはず……そんな想いで飛び込んだ会社は、日本屈指の辞書の専門家集団だった──興味深い辞書と日本語話が満載。希少な辞書専門の編集者によるエッセイ。




辞書編集37年の立場から、言葉が生きていることを実証的に解説した『悩ましい国語辞典』の文庫版。五十音順の辞典のつくりで蘊蓄満載のエッセイが楽しめます。
「満面の笑顔」「汚名挽回」「的を得る」……従来誤用とされてきたが、必ずしもそうとは言い切れないものもある。『日本国語大辞典』の元編集長で、辞書一筋37年のことばの達人がことばの結びつきの基本と意外な落とし穴を紹介。
