文中で頻出する史料名については、次のような略称を用いた。
盛岡藩・八戸藩関係
南部大膳大夫分国之内諸城破却書立之事(篤焉家訓)→天正二〇年の諸城破却書上
三戸御在城之節館持并高知平士書留御支配帳之写(岩手県立図書館蔵)→慶長三年の館持支配帳
南部利直知行宛行目録(南部家文書)→元和四年の知行目録
奥州之内南部領郷村帳(岩手県史)→正保四年の郷村帳
惣御代官所中高村付并延宝三年より天和元年迄七ケ年ならしの歩付(邦内貢賦記)→天和二年の惣御代官所中高村付
元禄一〇年の郷村御内所高帳(八戸藩史料)→所収書名を省略
弘前藩関係
正保二年の津軽知行高之帳(八木橋文庫蔵)→所蔵者名を省略
陸奥国津軽郡高辻村々帳(市立弘前図書館蔵)→寛文四年の高辻帳
陸奥国津軽郡郷村帳(八木橋文庫蔵)→貞享元年の郷村帳
陸奥国津軽郡一円伊達郡之内郷村高帳(八木橋文庫蔵)→天保五年の郷村帳
ほかにも、略称を用いたり、所蔵者名を省略したりして、文献解題に譲ったものがある。