都道府県および京都市凡例
埼玉県の凡例
- 埼玉県はかつての武蔵国北半部16郡と下総国葛飾郡の一部からなる。各郡・市・町・村の配列はおおむね県の南部、西部、北部、東部の順とし、歴史的・地理的関連性を考慮した。
- 近世村名項目とその表記は天保郷帳を基準とし、各種の郷帳類や「風土記稿」などを参考にして最も妥当と判断されるものを選んだ。川越・岩槻・忍(行田)の3城下町の町名項目とその表記は絵図類・地誌類によった。町・村名の読み方は「風土記稿」「郡村誌」などを参考にしつつ現地の慣行を優先させた。
- 地名の異記・異訓は本文中に記した。近世の村名・町名の読み方と現行行政地名の読み方が明らかに異なる場合は、項目名と[現]表示の双方に振仮名を付した。
- 現行の郡・市・町・村名のなかには振仮名を省略したものがある。また著名な山・川などには振仮名を付さなかった。
- 本文中で使用した史料の多くは「新編埼玉県史」や県下各市町村史に翻刻されているが、その文書名称および所蔵先については、適宜簡略化したもの、変更したもの、新たに内容に即した名称を付したものなどがある。
- 本文中で使用した史料のうち略称を用いたものや重要なもの、頻出するものは文献解題に取上げた。また成立年や所蔵先を省略し、文献解題に譲ったものもある。
- 現存寺社の名称(表記)・宗派は、平成2年段階としたが、適宜現状に合せた場合もある。