2014年07月14日
「辞書引き学習」で有名な深谷圭助氏からたいへん興味深いお話をうかがった。「消化きかん」の「きかん」の誤答率が驚くほど高いというのだ。皆さんは大丈夫だろうか。
正解はもちろん「器官」である。だが、「器管」だと思っている人がけっこう多いようなのだ。深谷氏とは「辞書引き学習」の指導のために、全国各地を一緒に回っているのだが、実際ある地方都市で会場に来てくださった方に、「消化器官」と書くか「…
正解はもちろん「器官」である。だが、「器管」だと思っている人がけっこう多いようなのだ。深谷氏とは「辞書引き学習」の指導のために、全国各地を一緒に回っているのだが、実際ある地方都市で会場に来てくださった方に、「消化器官」と書くか「…
キーワード:



出版社に入りさえすれば、いつかは文芸編集者になれるはず……そんな想いで飛び込んだ会社は、日本屈指の辞書の専門家集団だった──興味深い辞書と日本語話が満載。希少な辞書専門の編集者によるエッセイ。




辞書編集37年の立場から、言葉が生きていることを実証的に解説した『悩ましい国語辞典』の文庫版。五十音順の辞典のつくりで蘊蓄満載のエッセイが楽しめます。
「満面の笑顔」「汚名挽回」「的を得る」……従来誤用とされてきたが、必ずしもそうとは言い切れないものもある。『日本国語大辞典』の元編集長で、辞書一筋37年のことばの達人がことばの結びつきの基本と意外な落とし穴を紹介。
