目からウロコ!数え方のナゾ ~ 『数え方の辞典』収録のコラムより ~

特別編8 

「ちょっと1杯」はどれくらい?

会社の帰り道。同僚に「ちょっと1杯やっていかない?」と声をかけられたら、あなたはどれくらいの時間がかかると思いますか? そんなビジネスマンの時間感覚についてのアンケート調査を、シチズン時計(東京都西東京市)が2006年の“時の記念日”を前に行いました。

それによると、「ちょっと1杯」にかかる時間としてビジネスマンが想定する平均時間は、およそ1時間20分という結果に。

参考までに、「残業でちょっと遅くなる」という場合の「ちょっと」の時間はどれくらいの長さかと聞くと、回答にやや幅があったものの、「1時間」と答えた人が39.5%で最も多く、次に「2時間」と答えた人が29.5%、「1時間半」は22.3%という順になったそうです。となると、単純に考えて「ちょっと1杯」は、「ちょっと=1時間」+「1杯=20分」ということになります。確かに1人で飲み屋に入り、1杯だけ飲むのなら20分もあれば十分です。そこに「ちょっと」という名の、1時間ほど同僚とのコミュニケーションが足されるということでしょう。

アンケートの調査項目にはありませんでしたが、例えば、「ちょっと一服」と言った場合の「一服」は何分くらいになるでしょうか? 「服」という数え方は、煙草や茶をのむ回数を数えます。愛煙家でしたら、喫煙所に行き、1~2本くゆらせて戻ってくる10分~15分くらいの時間と感じるでしょう。たまたま喫煙所で気の合う知人と会おうものなら、煙草の本数と喫煙時間はその倍くらいになるそうです。喫煙しない人にとっての「一服」は、お茶やコーヒーを飲む時間。こちらも同様に10分~15分くらいの時間になると想像します。

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