空欄を埋めて次のキーワードに関連した慣用句をつくりましょう。
【問1】
◆キーワード:雨の振るようす
1.馬の( )を分ける
2.( )を流す
3.( )を覆す
4.( )を束ねる
【答】1.「
馬の背を分ける」、2「
車軸(しゃじく)を流す」、3「
盆を覆(くつがえ)す」、4「
篠(しの)を束(つか)ねる」
「車軸を流す」「盆を覆す」「篠を束ねる」は、それぞれ土砂降りの雨のようすを表しています。「馬の背を分ける」は、雨が馬の背の片側だけで降っている意味で、狭い地域の、ある場所では雨が降り、すぐ近くのある地域では雨が降っていない状態を言います。
【問2】
◆キーワード:驚く
1.( )を食う
2.( )を抜かす
3.舌を( )
4.( )を衝く
5.( )に水
6.( )が点になる
【答】1.「
泡(あわ)を食う」、2.「
腰を抜かす」、3.「
舌を巻く」、4.「
と胸を衝(つ)く」、5.「
寝耳に水」、6.「
目が点になる」
例題のほかに「驚く」の意味を表す慣用句に、「開いた口が塞(ふさ)がらない」「息を呑(の)む」「首を竦(すく)める」「肝(きも)を潰(つぶ)す」「目の色を変える」などがあります。「と胸を衝く」の「と胸」は、驚いてドキドキする胸のことです。
【問3】
◆キーワード:満足する
1.我が( )を得る
2.( )に入る
3.( )が済む
4.( )に適う
5.( )の兎
【答】1.「
我が意を得る」、2.「
笑壺(えつぼ)に入(い)る」、3.「
気が済む」、4.「
心に適(かな)う」、5.「
占(し)め子(こ)の兎(うさぎ)」
「占め子の兎」は物事が思い通りにうまく運んだときに言う、「しめた」を兎を「絞める」に掛けた洒落(しゃれ)からでた言葉です。
【問4】
◆キーワード:ぞっとする
1.( )が竦む
2.( )を抜く
3.( )を失う
4.( )を冷やす
5.( )を奪う
6.( )が寒くなる
7.( )の気が引く
8.( )の毛がよだつ
【答】1.「
足が竦(すく)む」、2.「
荒肝(あらぎも)を抜く(=
度肝(どぎも)を抜く)」、3.「
色を失う」、4.「
胆(きも)を冷やす」、5.「
心胆(しんたん)を奪う」、6.「
背筋が寒くなる」、7.「
血の気が引く」、8.「
身の毛がよだつ」
「ぞっとする」の意味を表す慣用句には、ほかに「草木にも心を置く」などがあります。「草木にも心を置く」は、草木のそよぐ音にも恐れて心配するという意味です。