各問に当てはまる語を選びましょう。
【問1】鳴かないものは?
1.蚯蚓
2.木菟
3.鵝鳥
4.軍鶏
5.赤児
6.山女
7.十姉妹
8.羆
9.小綬鶏
10.駱駝
11.豪猪
12.轡虫
13.玉蜀黍
14.蟋蟀
【答】1.蚯蚓 6.山女 13.玉蜀黍
【解説】
1~14の読みは次の通りです。
1.みみず 2.みみずく 3.がちょう 4.シャモ 5.あかご 6.やまめ 7.じゅうしまつ 8.ひぐま 9.こじゅけい 10.らくだ 11.やまあらし 12.くつわむし 13.とうもろこし 14.きりぎりす
- 「みみずく」は、「鴟」「角鴟」などとも書き、フクロウ科の鳥のうち、頭に耳のような羽毛をもつものの総称です。特に、オオコノハズクをさすことが多いようです。
- 「鵝鳥」は、「鵞鳥」とも書きます。「鵞」は「鵝」の異体字です。
- 「シャモ」は、闘鶏に用いられる鶏の一品種で、現在は肉用ともします。名は江戸初期にシャムから渡来したことにちなみます。
- 「山女」は、「山女魚」とも書き、サクラマスの陸封型のことです。「陸封型」とは、陸に閉じこめられ、陸水にとどまって成長・繁殖するようになった性質の魚のことです。同じ例では、ヒメマスはベニザケの陸封型です。
- 「十姉妹」は、中国でコシジロキンパラ(ダンドク)を改良してつくられたといわれる飼い鳥です。
- 「駱駝」のうち、ヒトコブラクダは北アフリカ・アラビア半島に、フタコブラクダは中央アジアにみられます。
- 「玉蜀黍」は、イネ科の一年草です。アメリカ熱帯地方の原産で、日本へは大正の初めに渡来しました。
- 「蟋蟀」は、「螽」「螽斯」などとも書きます。また、「こおろぎ」とも読めます。
【問2】人がしないことは?
1.転寝
2.夜業
3.孵化
4.欠伸
5.嗽
6.惚気
7.御洒落
8.猫糞
9.胡坐
10.飛蝗
11.躊躇
【答】3.孵化 10.飛蝗
【解説】
1~11の読みは次の通りです。
1.うたたね 2.よなべ 3.ふか 4.あくび 5.うがい 6.のろけ 7.おしゃれ 8.ねこばば 9.あぐら 10.ひこう 11.ちゅうちょ
- 「夜業」は、ほかに「夜鍋」とも書き、もともとは、夜、鍋で物を煮て食べながら仕事をする意味からといわれています。
- 「猫糞」は、悪いことを隠して素知らぬ顔をすることや、拾得物などをこっそり自分のものとすることをいいいますが、猫が糞をしたあとを、砂をかけて隠すところからこの意味が生じたといわれています。
- 「飛蝗」は、バッタのうち、生息密度が高くなると群飛して集団移動をする性質に変わるもののことです。また、その集団移動の現象をいいます。トノサマバッタ・サバクバッタなどにみられ、農作物に大被害をもたらします。
【問3】主に台所で使う道具は?
1.剃刀
2.炬燵
3.山車
4.束子
5.玄能
6.算盤
7.袱紗
8.杓文字
9.箪笥
10.金槌
11.俎板
12.鉋
【答】4.束子 8.杓文字 11.俎板
【解説】
1~12の読みは次の通りです。
1.かみそり 2.こたつ 3.だし 4.たわし 5.げんのう 6.そろばん 7.ふくさ 8.しゃもじ 9.たんす 10.かなづち 11.まないた 12.かんな
- 「炬燵」は、ほかに「火燵」とも書きます。
- 「山車」は、「花車」とも書きます。
- 「玄能」は、頭の両端にとがった部分のない金槌のことです。名称は、玄翁和尚が殺生石を砕いたという伝説に由来します。「玄能」は当て字で、「玄翁」とも書きます。
- 「算盤」は、「十露盤」とも書きます。
- 「袱紗」は、「服紗」「帛紗」とも書きます。
- 「杓文字」は、「しゃくし(杓子)」の後半を略して「文字」を付けた女性語です。
- 「金槌」は、「鉄鎚」などとも書きます。
- 「まないた」は、「真魚(まな)板」の意味です。「真魚」は、食用の魚のことです。
- 「鉋」には、用途により平鉋・丸鉋・溝鉋などがあります。現在使われているものは、古く用いられた、柄の先に刃を付けただけの槍鉋に対して、台鉋ともいいいます。