四つの漢字を組み合わせて、三つの四字熟語を作りましょう。
【問1】舟歌新面知越四温呉同楚故
【答】呉越同舟・四面楚歌・温故知新
【呉越同舟】仲の悪い者どうしが同じ所に居合わせたり、行動を共にしたりすること。
【四面楚歌】楚の項羽が漢の高祖に敗れて、垓下(がいか)で包囲されたとき、夜更けに四面の漢軍が盛んに楚の歌をうたうのを聞き、楚の民がすでに漢に降伏したと思い絶望したという故事から、敵に囲まれて孤立し、助けがないこと。周囲の者が反対者ばかりであること。
【温故知新】過去の事実を研究し、そこから新しい知識や見解をひらくこと。「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」と訓読する。
【問2】散喚中鼻索霧雲阿暗叫消模
【答】阿鼻叫喚・暗中模索・雲散霧消
【阿鼻叫喚】仏語。阿鼻地獄と叫喚地獄とを合わせた語。地獄のさまざまの責め苦にあって泣き叫ぶようすをいう。また、悲惨な状況に陥り、混乱して泣き叫ぶこと。
【雲散霧消】雲や霧が消えるときのように、あとかたもなく消えうせること。
【問3】盛牛奪枯骨衰胎馬換栄飲食
【答】栄枯盛衰・換骨奪胎・牛飲馬食
【栄枯盛衰】栄えたり衰えたりすること。
【換骨奪胎】骨を取り換え、胎(こぶくろ)を取ってわが物として使うこと。先人の詩や文章などの着想・形式などを借用し、新味を加えて独自の作品にすること。
【牛飲馬食】牛が水を飲み、馬がまぐさを食うように、多量に飲み食いすること。
【問4】七驚氷地下八動月人転天倒
【答】驚天動地・月下氷人・七転八倒
【驚天動地】天を驚かし地を動かすこと。世間をひどく驚かすこと。
【月下氷人】「月下老人」と「氷人」との合成語。男女の縁を取り持つ人。仲人(なこうど)。