次の名言を最初に言ったのは誰でしょう? 一部は書名で答える場合もあります。
【問1】会議は踊るされど会議は進まず
【答】タレーラン
1814年から翌年、ウィーン会議の舞台裏で、参加国の元首や大使たちがかけひきに終始しているのを、フランスの代表タレーランが皮肉を込めて言った言葉です。
【問2】新しい酒を古い革袋に入れる
【答】新約聖書
新約聖書「マタイによる福音書」第九章にみえる言葉です。新しい内容を古い形式に盛り込む。多くの場合、内容も形式もともに生きないことにいいます。
【問3】我思う故に我あり
【答】デカルト
ラテン語では、Cogito,ergo sum と言います。フランスの哲学者デカルトの言葉で、すべての意識内容は疑いえても、意識そのもの、意識する自分の存在は疑うことができないという意味です。
【問4】事実は小説よりも奇なり
【答】バイロン
世の中の実際の出来事は、虚構である小説よりもかえって不思議であるという意味で、英国の詩人、バイロンの言葉です。
【問5】考える葦(あし)
【答】パスカル
パスカルの「パンセ」の中の言葉です。「人間は、自然のうちで最も弱い一本の葦にすぎない。しかしそれは考える葦である」として、人間の、自然の中における存在としてのか弱さと、思考する存在としての偉大さを言い表したものです。