改訂新版 世界大百科事典のサンプルページ一覧
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オリオン座(世界大百科事典)
略号Ori。冬空の大星座。オリオンの腰帯にあたる三つ星を中心にベテルギウス,リゲル,ベラトリックスなどの輝星が取り巻く。ギリシア神話では美男子の狩人オリオンで,神の放った大サソリにさされて死んだともいう。このためオリオン座とさそり座とは仲が悪く

小正月(日本大百科全書・世界大百科事典・日本国語大辞典)
1月15日を中心とする新年の行事。1月1日の大正月に対する呼名。十五日正月ともいう。前夜を十四日年越しといい,年越しの一つに数える。小正月で,正月行事は終わると考えるのが普通である。15日の朝,粥を食べる習慣は全国に広く,小豆粥にしているところが多い

鏡開き(日本大百科全書・世界大百科事典・日本国語大辞典)
正月の鏡餅を下げ,砕いた小片を雑煮や汁粉に入れて食べる祝い。主として1月11日の行事。古くは1月20日に行われていたが,江戸時代に3代将軍家光の忌日が20日であるため11日に改められたという。武家では甲冑を納めた櫃を開く具足開きが,町家では蔵開き

七福神(世界大百科事典・日本国語大辞典)
福徳をもたらす神として信仰される7神。えびす(夷,恵比須),大黒天,毘沙門天(びしやもんてん),布袋(ほてい),福禄寿,寿老人,弁財天の7神をいうが,近世には福禄寿と寿老人が同一神とされ,吉祥天もしくは猩々(しようじよう)が加えられていたこともある

ポルフィリン(日本大百科全書・岩波 生物学辞典・世界大百科事典)

ウイルス(岩波 生物学辞典・世界大百科事典)
ビールス,バイラスなどとも発音される。核酸(DNAもしくはRNA)とタンパク質からなる,細菌よりも小さな一群の病原体。遺伝情報を担う核酸がタンパク質の外被におおわれた構造をもち,それぞれのウイルスに特有の宿主となる細菌や生物の細胞に寄生して

阿弥陀(世界大百科事典・日本架空伝承人名事典・Encyclopedia of Japan)
極楽浄土にいて衆生を救済するとされる仏。弥陀とも略称される。《無量寿経》によれば,過去世に法蔵比丘が世自在王如来のもとで四十八の誓願をたて,長期間の修行を果たし,現在では阿弥陀仏となり,極楽浄土の主となって,その浄土へ往生を願う衆生を摂取するという

来迎図(世界大百科事典・Encyclopedia of Japan)
浄土教美術の中では最も重要な主題の一つで,その大部分は阿弥陀如来の来迎を説く阿弥陀来迎図であるが,ほかに弥勒菩薩や十一面観音などの来迎図もある。また絵画として表現されるもののほかに彫像によって表現される来迎像もある。来迎図の教理的根拠は《無量寿経》

僧尼令(国史大辞典・世界大百科事典)
律令の編名で,僧尼に関する行政と刑罰の規定。僧尼に対する単行の法令は7世紀末に出ているが,律令の一編に加えられたのは大宝律令からである。701年(大宝1)道首名(みちのおびとな)が大安寺で説明した後に施行された。養老律令では27条からなる。形式的には

大乗仏教(国史大辞典・世界大百科事典)
仏教の二大流派の一つ。釈迦が主唱した,みずみずしい初期仏教も,200年,300年たつうちに,その明快な教えは,アビダルマの発達にともない哲学化し,繁雑化して清新な宗教としての生命を失い,その信仰も枯渇化するようになった。紀元前後ごろから,主として

邪馬台国(国史大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典・Encyclopedia of Japan)
2~3世紀の日本列島の中にあった国。その所在地は,北部九州とも畿内大和ともいわれている。《魏志倭人伝》の版本に〈邪馬壹国〉とあるので,〈邪馬壱(壹)国(やまいちこく)〉とするのが正しいとする説があるが,中国の古い諸書に引用された《魏志》には〈邪馬臺

倭奴国王印(国史大辞典・世界大百科事典)
《後漢書》にみえる光武帝が建武中元2年(57),倭奴国王に贈ったとされる金印。1784年(天明4)2月23日,博多湾志賀島で百姓甚兵衛が水田の溝を修理していたところ,二人持ちの大石が現れ,これを掘り起こすと金印が出てきたと伝えられる。当時福岡藩の

弥生土器(世界大百科事典)
弥生文化に用いられた軟質,赤焼きの土器。縄文土器に後続し,古墳時代の土師器(はじき)に先行する。1884年に東京本郷の弥生町向ヶ丘貝塚(弥生町遺跡)で採集された土器がもとになって,90年代から〈弥生式土器〉の名称が生まれた。最近では,細別するときに

をかし(全文全訳古語辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
文芸用語。語源不詳。〈をこ(烏滸(おこ))〉の形容詞化とか,動詞〈招(お)ぐ〉の形容詞化ともいわれるが,定説はない。古辞書には,〈逈〉〈運〉〈可咲〉などをこの語に当てる。新鮮な印象を与えられ,好奇心や関心を喚起される感情が基本で,視聴触味嗅の五感はもとより

道外方(歌舞伎事典・世界大百科事典・日本大百科全書)
歌舞伎の役柄の一つ。道化(どうけ)の役柄およびその役柄を専門に演じる俳優をいう。〈三枚目〉は後世の通称。日本の芸能の伝統的な展開の一方法である〈もどき〉によって,初期の歌舞伎では道外方が重要な役目を果たしていた。西欧のフールと同じ道化,阿呆,泣男

市川団十郎(歌舞伎事典・世界大百科事典)
歌舞伎俳優。12世まである。姓は堀越。屋号は代々成田屋。定紋は三升(みます)。早世した3世,6世を除いて代々名優で,江戸歌舞伎界屈指の名跡である。(1)初世(1660-1704・万治3-宝永1)祖先は甲州の武士で,永正年中に北条氏康の家臣となり

役者評判記(歌舞伎事典・世界大百科事典・国史大辞典)
歌舞伎役者に対する芸評の書。広義には歌舞伎若衆の容色を品評する〈野郎(やろう)評判記〉をも含めることもあるが,普通はこれと区別して,立役,敵役,若女方などすべての役柄の役者の技芸を批評する書物をいう。〈野郎評判記〉は1656年(明暦2)に始まると伝え

仮名手本忠臣蔵(日本古典文学全集・日本大百科全書・世界大百科事典)
人形浄瑠璃。時代物。2世竹田出雲・三好松洛・並木宗輔(千柳)作。1748年(寛延1)8月,大坂竹本座初演。11段。《菅原伝授手習鑑》《義経千本桜》と並ぶ人形浄瑠璃全盛期の名作。前年,京中村粂太郎座で上演され,初世沢村宗十郎の大岸宮内(大石内蔵助)の

フグ(世界大百科事典)
フグ目フグ科Tetraodontidaeに属する海産魚の総称。広義にはフグ目のイトマキフグ科Aracanidae,ハコフグ科Ostraciontidae,ハリセンボン科Diodontidaeなどの魚を含めていう場合もあるが,以下,狭義のフグ科魚類に

ブリ(世界大百科事典)
スズキ目アジ科ブリ属の海産魚。温帯性の回遊魚で日本各地の沿岸に見られる。季節によってはカムチャツカ半島の南部,サハリン,沿海州,朝鮮半島および台湾沿海にも出現する。典型的な紡錘形で,わずかに側扁する。背は青色,腹部は銀白色で,吻端(ふんたん)から尾に

ユズ(日本国語大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
ミカン科の常緑樹で,日本の代表的調味用かんきつ類。果面が粗いことから古くはオニタチバナと呼ばれた。中国名の〈柚〉は転訛(てんか)して現在はブンタンをさす。直立性でかなり大木になる。葉は小さく翼葉がある。花は単生で5弁花が5月に咲く。新芽,花はわずかに

大根(日本国語大辞典・世界大百科事典)
アブラナ科の二年草。古名をオオネ,スズシロ,カガミグサなどともいう。ダイコンの栽培は古くから行われており,エジプトでは古代に普及していた。ピラミッドの碑文にもピラミッド建設のときにタマネギやニンニクとともにハツカダイコンを労働者に食べさせたことが

中央銀行(世界大百科事典)
今日の世界各国には,それぞれの金融組織の中核として金融調節を行い,金融政策の運営を担当する単一の銀行,すなわち中央銀行が存在している。具体的には,アメリカの連邦準備制度,イギリスのイングランド銀行,フランスのフランス銀行,ドイツのドイツ連邦銀行

薬価基準(世界大百科事典)
医療保険制度に基づく診療行為において使用できる医薬品の範囲と使用した医薬品の医療保険での支払い価格を定めたもの。薬価基準は,厚生大臣が定め,医薬品の品目表にそれぞれの品目ごとに規格・単位と薬価を示した価格表である。薬価基準に医薬品名を収載するには

エリザベス1世(世界人名大辞典・世界大百科事典)
イギリス,チューダー朝の女王。在位1558-1603年。ヘンリー8世と2番目の妃アン・ブーリンの子。1536年母が刑死し非嫡出子とされたが,44年には王位相続権を認められた。ルネサンス新学芸の影響下に成長し,幼時から聡明をもって聞こえた。弟エドワード

カトリーヌ・ド・メディシス(世界人名大辞典・世界大百科事典)
フランスの王妃。父はメディチ家のウルビノ公ロレンツォ。1533年,フランス王フランソア1世の第2子アンリ(のちのアンリ2世)と結婚。3人の国王(フランソア2世,シャルル9世,アンリ3世)と2人の王妃(フェリペ2世の王妃エリザベト,アンリ4世の王妃

スレイマン1世(世界大百科事典・世界人名大辞典・日本大百科全書)
オスマン帝国第10代のスルタン。立法者(カーヌーニー)とも呼ばれる。在位1520-66年。彼の時代に帝国は最盛期を謳歌し,その領土はアジア,アフリカ,ヨーロッパ3大陸にまたがり,東地中海一帯を覆う大帝国となった。在位中,13回の親征を行ったが

竹中半兵衛(国史大辞典・世界大百科事典・日本大百科全書)
?-1579(天正7)戦国時代の武将。岐阜市敬念寺文書によれば半兵衛尉重虎と称した。美濃の斎藤竜興に仕えて知謀の将といわれたが,1564年(永禄7)竜興の稲葉山城を急襲して奪った。ついで返還したものの斎藤家を去って織田信長に仕え,羽柴(豊臣)秀吉の

柴田勝家(国史大辞典・世界大百科事典・日本大百科全書)
?-1583(天正11)安土桃山時代の武将。織田信長の部将,越前北ノ庄城将。通称権六,修理亮。初め織田信行の宿老として信長に反抗したが,のち信長に仕え,美濃・近江・伊勢の征服戦に参加,奈良・京都の軍政にも当たり,1575年(天正3)越前一国を与えられ

佐々木小次郎(日本架空伝承人名事典・世界大百科事典・日本大百科全書)
剣客。生没年不詳。小説や映画で宮本武蔵と決闘することで有名であるが,実像には不明な点が多い。流名が〈巌流(がんりゆう)〉であるところから,小次郎のことを巌流とも呼ぶ。越前国浄教寺(一説に周防(すおう)国岩田)の生れで,中条流の名人富田勢源