ジャパンナレッジに収録された、数々の名事典、辞書、叢書……。それぞれにいまに息づく歴史があり、さまざまな物語がある。世界に誇るあの本を、もっと近くに感じてほしいから、作り手たちのことばをおくります。
吉田編集長は1996年のソニーとの電子ブック化が『ニッポニカ』の大きな節目となったと言う。画像は同年1月1日付の日本経済新聞に掲載された小学館全面広告。
『ニッポニカ』の新しいロゴ。デザイナーはブックデザインや広告など幅広いグラフィックデザインを手がける、鈴木正道さん。書籍版の装丁者、亀倉雄策(東京オリンピックのポスターのデザインなどを手がけた)のデザインを踏襲しながら、日本を象徴する色、赤と白で構成している。
ニッポニカ・ブックス第1弾は、藤田紀昭さん著の『パラリンピックの楽しみ方~ルールから知られざる歴史まで』。障害者スポーツ研究の第一人者が書き下ろしたパラリンピック観戦を最高に楽しむための入門書。
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https://www.shogakukan.co.jp/books/09388491
ニッポニカ・ブックス第2弾は白井さゆりさん著の『元日銀審議委員だから言える東京五輪後の日本経済』。かつて日本銀行審議委員を務めた著者だからこそ予想できる2020年東京五輪の“宴”の後の日本経済とは。
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https://www.shogakukan.co.jp/books/09388570
1963年石川県生まれ。小学館出版局デジタルリファレンス編集長。86年小学館入社後、『女性セブン』に配属。その後、『CanCam』『週刊ポスト』の雑誌編集を担当。文庫編集部、国語辞典編集部を経て、現職。担当した辞事典は『例解学習国語辞典』『小学館百科大事典きっずジャポニカ新版』など。
1956年福島県生まれ。小学館クリエイティブ・データ編集室専任プロデューサー。『ニッポニカ』編集の進行・校正担当。81年校正・校閲会社の三友社(現、小学館クリエイティブ)に入社。『ニッポニカ』は94年刊行の補巻の作成作業より携わっている。
1960年福島県生まれ。『ニッポニカ』メディア(写真・図版)担当。83年の書籍版『日本大百科全書(ニッポニカ)』の始動と同時に、当時所属していた編集プロダクションで「科学技術・工学関係」の写真・図版担当として百科事典編集に携わる。一時、小学館の仕事を離れるが、98年のCD-ROM化にあたり、フリーランスとして編集チームに復帰、現在に至る。
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(2024年5月時点)